想定外のお花畑

ここに引越してきて一年が経った。

昨年の春、お庭は植樹2本だけを業者さんに頼んで「あとは自分達でやりますんで」と言ったものの、

土の中からは大きな石ころがゴロゴロ出たり、雨が続くと水たまりが広がって池のようになったり、呆然とした。

しかし、夫の庭への情熱はすごかった!

ていうか、自分がやらねば誰も(勿論ゆみも)やらない荒地のままという危機だったので。。

まず、土をフルイにかけ小石と砂に分ける作業から、毎日壮絶な作業だった。

そして土壌改良を終えて植える植物は、少々の水不足や日照りや寒波にも負けない、自らどんどん自活してくれる、たくましい強者を選んだ。

となると、やはりハーブ系が活躍。

そして一年後の現在、お花畑が自動的に繁殖してくれている。

うれしい!!この地面まるごとが私達を承認してくれているのを感じる。

ありがとう!!

それにしても、こんなメルヘンお花畑は「想定外」であった。

考えてみると、人生「想定外」だらけだ。

ここに暮らす少し前のこと。誰よりも仲良かった大切な人とあっけなく縁が切れてしまった。

こんな辛いことが起こるなんて「想定外」過ぎて、ほぼ毎晩その人と元通り仲直りして笑い合う夢をみて、ほぼ毎朝落ち込んだ。

だけど、ここを選んだわたしは「ここ仕様のわたし」に転換されたのかな、とお花畑を眺めてつくづく思うのだ。

そして、ご縁が切れる人もご縁が繋がったり復活したりする人も「ここ仕様のわたし」に任せるしかない。

それは自分ではコントロールできないところでの流転、大きな渦の中の正しいタイミングのような気がする。

棲む場所を変えるというのは、それぐらいパワーを持つのだろう。

これからも、どんどん「歓迎・想定外」なのだ☆

 

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