ライラックの木

4月末 韓国で コンサートツアーをした際に、徳寿宮を訪れた。

大勢のお客様の前で 演奏することは 私にとって 大きな 「 非日常 」

なので、舞台に集中以外は なるべく 省エネモード、ホテルで のんびりする。

でも、せっかくのソウルなので 少し観光も、と 歩いてすぐの 徳寿宮へ。

門をくぐると、突然 甘い清々しい香りが 風にのって やってきた。

ライラックの木々が さわさわ揺れている。

あわい 薄紫いろの 花が満開。

わー、天国。

緊張で固まっていた細胞が 全開に ゆるんだ。

おかげで その夜公演は 自分でも 「 全開したな 」 と 思える音だった。

次に、ライラックの木に会ったのは、5月末、山梨県の身延町にて。

ある お仕事で、詩人の 覚 和歌子さんとご一緒に、

身延町を取材させてもらったとき。

大河内小学校に いきなり大きなライラックの木が!

お花また満開。教室の窓からも  ぷ~んと良い香りが  夢のよう。。

たまらなーい。私は 静かに興奮。

でも 来年合併後は、生徒さんたち 別の小学校の校舎へ移る。

さびしい。。ライラックの気持ちになって ジーンとなる。

けど、校舎は また新しい何かに使われる とお聞きして ほっ。。

今年 すっかりライラックファンになった。

ライラックは 比較的、涼しい場所を好むらしく、

私の住む大阪の夏は 過酷なので、一緒に暮らすのは 難しいかな。

だけど、あの香りを 窓から招き入れて ピアノ弾けたら、、

て、て、てんごく!




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