カリンの盆栽

実家にカリンの木があった。

父がカリンの種を埋めたら、にょきにょきと

二階の屋根まで大きくなった。

春はピンクの花、秋は柔らかい色合いの紅葉。

そして実がなると

カゴに盛って良い香りを楽しみ

カリン酒を作ったりした。

 

挿し木して分けた盆栽をもらった。

枝の剪定は「切るべき枝、残す枝」と法則があり

それを熟知していた父はもう天国なので

私はお水やりだけ。

たまに、枝を適当に切ったら悲惨な形になってしまった。

でも、幹の色はちゃんとカリン独特になってきた。

花は咲かない。

雄と雌があるらしく、たぶん雄?

と、思いきや、

ある年一つ咲いてびっくりした!

でも、それっきり。

実家のカリンは、もうない。

お隣が建て替え工事した年、枯れた。

根っこが隣までいってたのかな。

だから、うちにあるこの盆栽カリンが生き残り。

ほったらかし過ぎて

最近ちょっと弱ってる。がんばれー。

 

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