牛石(牽牛石)に出逢う

散歩がきもちいい季節となり、近所をゆるりゆるりと歩く。

今、住んでいるところは住宅地でありながら緑がとても豊か。

一軒一軒のお家の庭も大きく見ごたえがあって、ついキョロキョロのぞいて不審者ふうになってしまう。

匂いのする花には必ず鼻を近づけてクンクンせずにはおれない。

もしそのまま素通りしたならば、ソンした気分になるくらい匂いに対してガメつい。

いつものケヤキ並木道、そして小高い丘の公園を通り過ぎて、今日は初めて通る道にも足をのばした。

おっと!初めてみる公園。

「観音山公園」いい感じ。だーれもいない。

坂を登ると牛石(牽牛石けんぎゅういし)という自然石がおまつりしてあった。

長さ1.8m、高さ1m。

なんだろうか?これは。。

触ったら、なにか特別なパワーを感じたりするのかも?

こういうとき自分は急にスピリチュアルへの憧れがムラムラしてしまい「感じてみたい、是非とも!」と邪念がマックスになる。

そういう鼻息の荒い人間と静寂な石とは、波長が合うはずもなく。。

やはり特別なものは何も感じなかった。

ただ、ぬくくて不思議な柔らかい感触がした。

石なのに固くない、例えていうなら巨大なアンコ。

それで帰り、アンパンを買ってしまった。

 

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