わがままな大男

traverse」という私の曲は岩手朝日TVの天気予報でも流して頂いてたりして

我が家では密かに「ヒット曲」と呼んでいる。

この曲はどこから生まれたかというと「わがままな大男」というオスカーワイルドの童話だ。

原作を子供用にアレンジした絵本を小さい頃から、くり返し読んだ。

内容をかいつまむと、孤独で怒りんぼな大男が、いろいろあって最期は優しくなって幸せに天国へ。

(かいつまみ過ぎですみません。「幸福な王子そのほか」に収められてるそうです)

物語は、大男が天国に召されたところでおしまいだが、この曲は大男が天国で一人、丘を歩いてるシーン。

(これはわたしの勝手な想像)

たしかこの曲の前に、孤独でカチカチな心だった頃の大男を表現した曲もくっついていたはずだが、すっかり忘れてしまった。

ほんとに一音も憶えてない、不思議だ!

天国ってどんなところかな?と想像すると

ポカポカ陽光のひろがる丘、ピピピピと小鳥のさえずり、なまぬるい風、誰にも会わず一人でテクテク歩いてる。

まずこの風景が浮かぶ。

「traverse」は単純で明るいメロディの裏に、意外と、死後の世界というシュールさを秘めているのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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